
思ってた色が違う... そんなご経験はありませんか?
アートメイクで入れた色が思った発色と異なった場合の対処法についてご説明します。
なぜ希望と異なる色になるのか?
アートメイクの色素は肌の上にただ乗せるのではなく、皮膚の中(真皮)に定着させます。
しかし人の肌にはそれぞれもともと持っている色があります。
これはスキントーンと呼ばれます。
同じ日本人でも色白、色黒の方だけでなく、やや黄色みがかったイエローベース、
やや青みがかったブルーベースなど、人それぞれ様々な色を持っています。
アートメイクの色素は皮膚の中に入ると、
もともと持っているスキントーンと合わさって発色します。
そのため同じ色の色素を使用しても、人によって発色が異なることがあります。
それを見越してカラー選択を行いますが、
実際に肌の中に定着してみないと確かな発色はわかりません。
そのため、思った色と異なるという現象が生じることがあります。
色が気に入らない場合どうしたらいいの?
アートメイクは薄い色を濃くすることは出来ます。
しかし濃い色を薄くすることは残念ながら出来ません。
「もう少し暗くしたい」
「もう少し濃くしたい」
このような場合は、メンテナンスで上から色を重ねることで解決できます。
「もう少し明るくしたい」
「もう少し薄くしたい」
「黒っぽいのを茶色くしたい」
このような場合は、周りをボカしてカモフラージュしたり、
除去剤が適応の場合は除去して薄くすることが可能です。
しかし定着している色味や、ご希望によっては難しいこともあります。
時間とともに必ず薄くなるので、それまではメイクでカモフラージュして頂き、
薄くなったタイミングでメンテナンスを行います。
メンテナンス時は初回の情報を踏まえて、
色の選択が出来るので初回施術時の経過と感想を必ずお伝えください。
理想の色に仕上げる方法
基本的に、アートメイクは濃いものを薄くすることは出来ません。
カラーチェンジやカモフラージュ、除去が適応の場合もありますが、
難しい場合も多くあります。
そのため、初回施術時に濃い色を使用するのは危険です。
アートメイクで使用するカラーは、茶色だけだもたくさん種類があります。
たくさんある中から、施術者が患者様のご希望や肌の色を見極め、
何色かピックアップします。
そして、ピックアップした色素を額に乗せて、色味を確認して頂きます。
だいたい2~3色ほど提案させて頂きますが、
迷った場合は、明るい方のカラーを選択しましょう。
もし暗い方の色を選び、定着した色が気に入らなかったら、明るくすることが難しいのです。
時間とともに薄くなるのを待ってからメンテナンスとなります。
アートメイクは、足し算は出来ますが、引き算が出来ません。
控えめから始めるのが、理想の色に仕上がる秘訣です。
いかがでしたでしょうか?
もし現在入っているアートメイクの色が気に入らない場合は、
カラーチェンジやカモフラージュ、除去が適応かどうか判別させて頂きますので、
ぜひお問い合わせください。