第23回 日本形成外科学会基礎学術集会
第23回 日本形成外科学会基礎学術集会 2014/10/9-10 長野

PMU渋谷の形成外科専門医の冨田祥一医師が
「アートメイクのMRI検査における安全性 ~第1報 : アートメイク練習シートを用いた検証~」
を発表しました。
「アートメイクや入れ墨を持っているとMRI検査を受けることができない」
と言われています。
病院によっては検査を断られてしまうこともあるようです。
その理由としては
アートメイクや入れ墨の部分がやけどしてしまうから・・・
しかし、海外のスポーツ選手などを見ても多くのプレイヤーが入れ墨をしています。
ファッションの一部としてタトゥーが定着している国で、
タトゥーがあるからといって本当にMRI検査を受けることができないのでしょうか・・・
例えば乳癌の方は乳房再建を行ったあと、
最後の仕上げとして医療アートメイクで乳輪乳頭部へ色を付けます。
しかし乳癌の経過を見ていく中で、MRI検査が必要になることもあります。
そこでアートメイクにおけるMRI検査のリスクを正しく知る必要があります。

この研究では
「MRI検査で熱を生じやすいアートメイクの形状」を調査しました。
アートメイクの練習シートに円、輪の形に色を入れたものと
針を刺しただけのシートを用意しました。
9.4Tの超高磁場MRI装置で撮影を行いその温度変化を計測します。
いずれも繰り返し撮影を行うと温度はわずかに上昇します。
しかし、その温度上昇は円と針を刺しただけのシートには差がありませんでしたが
輪の形では統計学的に有意に温度上昇を認めました。
それでもやけどを起こすレベルではありませんでしたが・・・
今回用いた9.4Tの超高磁場MRIは
人体に用いられることはまずないほど強力な磁場のものです。
現在臨床で用いられているものでは1.5Tから3.0T。
リスクを正しく知ることで、安全に検査を受ける事ができると思います。
PMUアートメイクジャパンに所属しているクリニックでは
PMUアートメイクジャパンが設立する前からいかに安全に
きれいなアートメイクを行うか日々研究・活動をしてきました。
PMUアートメイクジャパンでは今後も様々な研究を行い
学会などで発信していくことで、安全・安心なアートメイクをご提供したいと思います。
PMUアートメイクジャパンとは、
確かな技術、医師主導で安心・安全にアートメイクを受けることのできるクリニックです。
お近くのPMUアートメイクジャパン登録クリニックはこちらから。↓